38th日刊自動車新聞主催「用品大賞2025」
全国自動車用品工業会会員5部門、7社受賞!
日刊自動車新聞社は7月4日(金)、商品開発のアイデアや話題性、業界貢献度などから同紙記者らで構成する選考委員会が選んだ自動車用品を表彰する「用品大賞2025」を発表、7月18日(金)に表彰式および懇親会を都内のホテルで開催した。全国自動車用品工業会会員は7部門を受賞した。

■洗車・コーティング部門
株式会社カーメイト 「ハイパーレジン クロス付き 100」
SUVなどの人気車種に黒樹脂パーツが多く採用されていることに着目し、5年前からボディと黒樹脂パーツの両方に効果を発揮するコーティング剤の開発に着手した。新開発の水を含まない高濃度処方(特許出願済み)の「オイル系レジン被膜」により、ボディ全体に深いツヤを与え、黒樹脂の黒さをより際立たせながら、高い撥水性も実現した。同製品1本でまとめて施工することができる手軽さと利便性の高さがユーザーから広く人気を集めている。

■洗車・コーティング部門
武蔵ホルト株式会社 「タフウレタンヘッドライト オールインワン」
経年劣化によるヘッドライトの白ボケや黄ばみをクリアな状態に修復する。2液性ウレタン塗料を原材料にした分厚い塗膜が特徴の一つ。次回車検まで効果を維持する耐久性と仕上がり品質の良さが人気を集めている。 2023年9月のシリーズ発売以来、6万本以上の販売を記録し、幅広い層に受け入れられている。そこで「サンドスポンジ♯400、♯800、♯1500」「マスキングテープ」「マスキングシート」をセットにしたオールインワンモデルを追加発売した。初めて利用するユーザーやメンテナンスに苦手意識を持つユーザーにもアプローチしやすくした。

■アクセサリー部門
星光産業株式会社 「DELICA D:5専用 ドリンクホルダー/スマートキーカバー」
三菱自動車の「デリカD:5」専用設計のドリンクホルダー(運転席、助手席)とスマートキーカバーは、デリカユーザーが求めるタフで武骨なデザインを実現した。高い完成度も奏功し、好調な販売を続けている。 ドリンクホルダーは別売りの「ドレスアップリング」に交換することで自分好みにドレスアップも可能。ソフトシリコン製フラップがドリンクのホールド感を高めつつ、出し入れをスムーズにした。 スマートキーカバーも衝撃吸収設計により保護機能を高めた。ユーザーニーズをくまなくとらえ展開し、用品市場の活性化につなげた。

■アクセサリー部門
株式会社カシムラ 「KW-51 自動開閉式ワイヤレス充電ホルダー冷却機能」
音楽や地図アプリなどの長時間使用など車内での利用が増加するスマートフォン(スマホ)を充電しながら放熱を可能とした。スマホの熱問題解決に向け①充電器表面に強化ガラスを採用②ペルチェ素子を内蔵③冷却ファンの搭載―の〝3重冷却構造〟を実現した。 スマホのワイヤレス充電位置に合わせて、高さ調節が可能な機構の採用や最大15 ワットの急速充電にも対応するなど機能面も充実している。これまでスマホの熱問題で困っていたユーザーからの幅広い支持を得て、好調な販売を記録している。

■セーフティー部門
セルスター工業株式会社 「デジタルインナーミラー CS-2000SM」
自動車メーカーの純正採用も進みつつあるデジタルインナーミラーに、市販製品の強みを生かし、安心安全機能を充実させた。同乗者や荷物などで後方が見えにくい場合でも視界を確保できるほか、夜間でもクリアな映像をモニターに表示する。後方キャッチ機能や死角検知機能を搭載することで走行安全性を高めた。前後2カメラドライブレコーダーを搭載したデジタルインナーミラーの進化版となる。 準天頂衛星「みちびき」のサブメーター級測位補強サービスに対応し、災害・危機管理通報サービスを表示するなど利用者の安心安全にもつなげる。

■カーセキュリティー部門
加藤電機株式会社 「ワンタッチカーセキュリティ BEE737-S」
ワンタッチで取り付け可能なカーセキュリティ「BEE737―S」。本体を助手席のサンバイザーに設置し、電源はシガーソケットに差し込むだけで使用できる。配線工事も不要なため導入ハードルが低いことも利点の一つ。 セキュリティの作動時には警告音やLEDによるフラッシュ点滅で犯人を威嚇し、盗難を抑制する。シガーソケットを通して運転中に自動的に充電でき、満充電で約1週間使用できる。 設置が簡単で自動車盗難対策品として手軽に使用できる上、防犯性が高い商品として評価した。

■機能用品部門
株式会社エーモン 「ショックレスリング」
自動車のシートやサスペンションアッパーマウントに取り付け、走行中の振動やノイズ等を低減する。製品の素材には、振動を吸収して熱エネルギーに変換する特殊制振合金を採用し、路面の凹凸通過時の突き上げによる振動を約40%低減。エンジンルームなど高温環境での使用も想定し、500度でも性能を発揮する耐熱仕様とした。取り付けの手軽さに加え、振動を軽減する方法として一般的なダンパーよりも、圧倒的に安い価格で快適な乗り心地を実現できる。ユーザー目線に立ったものづくりを評価した。
